2020年度のから導入される
英語の民間試験利用
ですが、これまでに7つの団体・23の試験が利用可能な試験として認定されています。
今回は、入試の英語成績として提出可能になる
利用可能な民間試験まとめ
をお送りします。
- 利用可能な民間試験は7団体の23試験。英語の“4技能”を評価
- 【1】ケンブリッジ英語検定
- 【2】TOEFL iBTテスト
- 【3】International English Language Testing System(IELTS)
- 【4】International English Language Testing System(IELTS)
- 【5】TOEIC® Listening & Reading TestおよびTOEIC® Speaking & Writing Tests
- 【6】GTEC
- 【7】Test of English for Academic Purposes(TEAP)
- 【8】Test of English for Academic Purposes Computer Based Test(TEAP CBT)
- 【9】実用英語技能検定(英検)
- 各試験の開催予定や詳細な情報は専用サイトで確認を
- 早めの対策を仙台の英会話スクールで!
利用可能な民間試験は7団体の23試験。英語の“4技能”を評価
今回の民間試験導入の背景として、
英語成績の“4技能評価”化
ということがあります。
これまでの大学入試では、
センター試験でも、大学ごとの個別試験でも
「読む・聞く」中心のペーパーテストが課されてきました。
これに対して、2020年度からは
英語コミュニケーションにおける4つの技能
「読む・聞く・話す・書く」
をバランスよく身につけているかどうかをみられるようになります。
この4技能の評価方法として、
新たにテストを策定するのではなく、
「英検」や「TOEIC」などのように、これまで英語資格などとして履歴書などにも書かれてきた
民間試験の成績を利用します。
これが2020年度から始まる、英語の民間試験利用です。
日本で受検可能なさまざまな英語の民間試験の中から、
テストの形式(4技能を図る試験かどうか)や、これまでの実績(試験の実施年数など)を考慮し、
これまでに7つの団体・23の試験が認定されています。
「英検」「TOEIC」といった、年間数百万人が受検している試験から、
まだ一般的には認知が浅い試験まで、様々な試験があります。
いずれも“英語の4技能をはかる”という点では共通していますが、
テストの評価形式(合否なのか、点数なのか)や、受検形式(紙/パソコン)や年間の実施回数などは、試験の種類によって異なっています。
大学受験という、非常に重要な局面に関わるので、
各試験の特徴を知ったうえで、試験対策に臨んでくださいね。
【1】ケンブリッジ英語検定
全世界で年間250万人も受検している試験です。
海外の大学や大学院への進学の際に利用されることも多く、ケンブリッジ英語検定の成績は進学だけではなく海外の企業への就職の機会にも活かせる、国際通用性の高い試験です。
英検のように「級」に相当するレベル別の試験があり、
大学入試では全部で8つが利用可能な試験として認められています。
一番やさしい「A2 Key」が、コミュニケーション英語I・英語表現Iレベル
最上位の「C2 Proficiency」が、海外の大学・大学院や企業に就職するのに必要なレベル
とされています。
実施団体 | Cambridge Assessment English (ケンブリッジ大学英語検定機構) |
年間実施回数 | 2~3回 |
成績表示方法 | 合否+(CEFR,スコア(80~230),グレード) |
検定料 | 9,720~25,380円(試験によって異なる) |
【2】TOEFL iBTテスト
「TOEFL」は日本でも良く知られたテストなのでご存知の方も多いかもしれませんね。
今回、大学入試利用可能な民間試験として認定された「TOEFL iBTテスト」は
“iBT” = “Internet based testing”
インターネット経由で行われるテスト形式の事
の文字通り、コンピューターを使ってネット上で受検します。
受検の際は、テストセンターにて専用のコンピューターを使用します。
スピーキングテストでは、マイクに向かって話し、音声が録音されるので、
TOEFL iBTテストの成績利用を考えている方は、このようなテスト形式にも
慣れておく必要がありそうです。
実施団体 | Educational Testing Service |
年間実施回数 | 40~45回 |
成績表示方法 | 0~120点 (4技能を各0~30点で評価) |
検定料 | 235USドル |
【3】International English Language Testing System(IELTS)
IELTSも、ケンブリッジ英語検定やTOEFLと同様、
海外の大学・大学院への進学の際によく利用されている試験です。
IELTSは進学以外にも、イギリス・オーストラリア・カナダなどへの海外移住申請にも利用され、
受検に当たってパスポートが必要なのも特徴的ですね。
IELTSには2種類の試験
アカデミック・モジュール
ジェネラル・トレーニング・モジュール
がありますが、大学受験の民間試験として利用できるのは
アカデミック・モジュール
のみとなります。
実施団体 | IDP:IELTS Australia |
年間実施回数 | 40回 |
成績表示方法 | 1.0~9.0 (0.5刻み) |
検定料 | 25,380円 |
【4】International English Language Testing System(IELTS)
あれ・・・先ほどと同じ「IELTS」が・・・?
と違和感があるかもしれません。
こちらも同じ「IELTS」なのですが、
実施団体が異なっております。
※先に紹介したのがIDP:IELTS Australia
こちらがBritish Councilによる試験です
何が違うかと言いますと、
こちらのBritish Councilが実施するIELTSは、
イギリスビザを取得するのに必要な“UKVI”という資格を取得できる試験を実施しています。
イギリスの一部大学・大学院に留学する際には、受検が必須になりますが、
日本で大学入試の民間試験として利用する場合には、
特にIDP:IELTS Australia実施の試験との違いを意識する必要はありません。
出題傾向や解答形式などはどちらも同じです。
British Councilが実施するIELTSも、アカデミック・モジュールのみが成績利用の対象になります。
実施団体 | British Council |
年間実施回数 | 40回 |
成績表示方法 | 1.0~9.0 (0.5刻み) |
検定料 | 25,380円 |
【5】TOEIC® Listening & Reading TestおよびTOEIC® Speaking & Writing Tests
日本でもとても人気の高い「TOEIC」ですね。
採用や昇進の審査に利用している企業も多いため、大学生や社会人の受検者も非常に多いです。
一般的に「TOEIC」と言った場合
「TOEIC® Listening & Reading Test」(以下、L&R)を指すことが多いのですが、
大学入試では「4技能」を評価するため
TOEICの成績を利用する場合は
L&Rと「TOEIC® Speaking & Writing Tests」(以下、S&W)の両方
を受検する必要があります。
TOEICは対策用の書籍や問題集がたくさん出ているので、
試験対策はしやすいかもしれませんね。
実施団体 | 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会 |
年間実施回数 | 10回(L&R) 24回(S&W) |
成績表示方法 | 10~990点(L&R) (L,R各5~495点) 0~400点(S&W) (S,W各0~200点) |
検定料 | 5,725円(L&R) 10,260円(S&W) |
【6】GTEC
進研ゼミでおなじみのベネッセが実施する英語試験です。
中学~高校生を対象にしており、
それぞれ難易度別に4段階のレベル別試験を実施しています。
目標とする大学やスコアに合わせて、自分に合ったレベルを選べるのはよいかもしれませんね。
実施団体 | 株式会社ベネッセコーポレーション |
年間実施回数 | 3回 |
成績表示方法 | 0~1400点 |
検定料 | 9,720円(CBT) |
【7】Test of English for Academic Purposes(TEAP)
TEAPは「英検」で知られる日本英語検定協会実施するテストです。
多くの英語試験は「留学」や「外国人とのコミュニケーション」の場面を想定して開発・実施されていますが、
TEAPはもともと「大学入試」を想定して開発されていて、
「英語で文献を読む」「英語で講義を受ける」といった、大学で遭遇する場面を考慮した問題制作がなされています。
受検者も高校3年生をターゲットとしており、
現在すでに多くの大学で、入学試験においてTEAPの成績利用を採用しています。
実施団体 | 公益財団法人日本英語検定協会 |
年間実施回数 | 3回 |
成績表示方法 | 80~400点 |
検定料 | 15,000円 |
【8】Test of English for Academic Purposes Computer Based Test(TEAP CBT)
“CBT” とは “Computer-Based Testing”
コンピュータ上で実施する試験の事を指します。
※先に出てきた「iBT」と同じですね。
TEAP CBTも、名前の通りパソコンで受検するTEAPです。
パソコンで受検する試験の場合、
操作やマイクでの録音など、解答方法に練習や慣れが必要ですが、
TEAPはWEBサイトで無料体験を行うことが出来ます。
気軽にテストの雰囲気を試せるのは嬉しいですね。
実施団体 | 公益財団法人日本英語検定協会 |
年間実施回数 | 3回 |
成績表示方法 | 0~800点 |
検定料 | 15,000円 |
【9】実用英語技能検定(英検)
ご存知「英検」です。
英語の資格試験としては、定番なので受検経験のある方も多いでしょう。
大学入試の民間試験としては、3級以上の試験が利用可能となっています。
※但し、実施形式に関しては各級ごとに指定あり。詳細はご確認ください。
英検も、対策用の書籍や問題集がたくさん出ていますので、
試験勉強は進めやすそうですね。
実施団体 | 公益財団法人日本英語検定協会 |
年間実施回数 | 3回 |
成績表示方法 |
合否 (英検CSEスコア(0~3400),英検バンド併記) |
検定料 | 5,800~16,500円 |
各試験の開催予定や詳細な情報は専用サイトで確認を
大学入試での民間試験利用は、まだスタート前の段階で、
いくつかの課題なども残されています。(試験の公平性など)
現在までに、東大や東北大など、
民間試験の利用を必須としない
ことを表明しているなど、制度利用についてはまだ揺れています。
ですので、受けようとする試験の状況などについては、
で最新情報を確認することをおすすめします。
各試験の特徴を理解したうえで、
自分の目標に合った試験を選んで、対策を進めてくださいね!
早めの対策を仙台の英会話スクールで!
いずれの民間試験を受験する場合でも、元となるリーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能をバランスよく磨いていく必要があります。
英語の4技能、特にライティング・スピーキングといった発信するための技能は、たくさんの実戦経験を積まなければ身につけることは難しいでしょう。
高校三年生になってからではなく、早い時期から定期的なトレーニングを積むことをお勧めします。
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