【2020年英語改革】来年春から英語の授業はどう変わる?

2019.04.01 2020入試改革

2020年度から始まる新しい授業


2020年度の教育改革。

ニュースでは特に


「センター試験終了」「英語民間試験」


といった大学入試に関する改革の部分と、


「小学校で英語が『教科』に」


といった、小学校での英語教育に注目が集まっていますね。

実はこれ以外にも、2020年の教育改革では、新学習指導要領により中学校や高校の授業も大きく変わろうとしています。

今回はみなさんのお子様にも影響のある、2020年からの“授業”についてお伝えいたします。

 

英語は“英語で”授業が基本。オールイングリッシュの導入




2020年度の改革で変わる授業。一番大きな変化は「授業のオールイングリッシュ化」です。

新学習指導要領には
生徒が英語に触れる機会を充実するとともに,授業を実際のコミュニケーションの 場面とするため,授業は英語で行うことを基本とする。

という記載があり、英語の授業を“英語で”行うことが明記されています。

この記載は中学校学習指導要領にも、高等学校学習指導要領にもあり、中学・高校どちらも今後オールイングリッシュで英語の授業が行われることが基本となります。

この背景には、今までの授業で“使える英語”が身につかなかったという反省があります。

これまでの学校での英語の授業がほとんど日本語で行われており、内容も高校・大学受験を見据えたリーディング・リスニングの力を問うペーパーテストに向けたものに偏っていました。

これを見直し、きちんと英語でコミュニケーションが取れる人材を育成するために、教育方法を大きく変えようというのが今回の改革の目的です。

卒業までに扱う単語数が増えたり、文法の学習が前倒しになったりと、ボリューム自体も増えてはいますが、中でも「実践」を意識した改革がこのオールイングリッシュ化であると言えるでしょう。

 

オールイングリッシュのメリット・デメリット




オールイングリッシュの授業では、先生の説明や質問はもちろん、最初のあいさつまで全て英語で行われます。

“使える英語”を身につけることを目的に実施される改革ですが、オールイングリッシュは英語身につける上でどんなメリットがあるのでしょうか?

ここでは、オールイングリッシュでの授業のメリット・デメリットについて考えたいと思います。


メリットは「触れる量」と「使いながら理解できる」こと




 

1) 接する英語の絶対量が増える

オールイングリッシュによる授業で、一番のメリットといえば「英語と接する量が増える」ということでしょう。

これまでの授業では、英語の授業(1コマ50分)のうち、多くの学校で半分以上の時間は日本語が話されていました。
※実際に英語を話したり聞いたりする時間は25分未満

日本人が英語を身につけるのに、2400〜3000時間程度必要と言われている中で、これでは接する量が足りませんね。

授業がオールイングリッシュで実施されれば、中学・高校の6年間で英語に接する時間はこれまでより大幅に長くなりそうです。

 

2)英語を話そうとする雰囲気が作れる

また、教室全体が「英語で話そうとする雰囲気になる」こともオールイングリッシュのメリットです。

特に、中学生のような思春期には、ネイティブの発音を真似て声に出すのが恥ずかしいために、わざとカタコトの英語で発音してしまうことがよくあります。

日本人が持っている“英語を使う気恥ずかしさ”は、せっかく勉強した英語を使えなくしてしまう、非常にもったいない癖です。

これに対して、オールイングリッシュの授業が当たり前になることで

“英語は使ってナンボ”

という感覚が浸透すれば、英語を使うことへの消極的な姿勢がなくなり、もっと英語が身近になるかもしれません。

 

3) 英語で考える癖がつく

4) 実践的なトレーニングになる

実際に、将来英語での会議に出席したり、外国人とコミュニケーションをとるような場合、聞こえてきた英語を全て日本語に変換してから考える/話すのでは、円滑なコミュニケーションはとれません。

使える英語を身につけるためには、英語を“英語のまま”理解する癖をつけることが大切です。

そのトレーニングに、オールイングリッシュで説明を英語で理解し、質問に英語で答えるというのは効果的でしょう。

オールイングリッシュでの授業は、非常に実践的なトレーニングの場であるといえます。

 

デメリットは「教育の質」と「得意/不得意格差」




 

1) 教師の指導力の問題

オールイングリッシュによる授業の実施で、今最も不安視されているのが「教師の指導力」に関する問題です。

学習指導要領を定める文部科学省によると、中学校や高校の英語教師には英検準1級以上・TOEFL iBT 80点以上の英語力を求めていますが、実際はこの基準に満たない英語教師も多いのが現状です。

そうなると、オールイングリッシュでの授業を実施したところで、教師の英語による説明が生徒に通じるのか、授業が成立するのかといった不安が残ります。

 

2) 生徒が授業についてこれない可能性

オールイングリッシュの授業では、文法や単語の意味といった教師による解説部分も、全て英語で行われます。

そのため、英語が苦手な生徒や英語の勉強が遅れている生徒は、授業についてこられない可能性があります。

学校の授業では、決められた授業時間数で、規定の内容をこなさなければならず、また1クラス30~40名程度の生徒を1人の教師が担当することから、生徒へのフォローにも限界があります。

そのため、授業の進め方によっては、英語が得意な生徒と苦手な生徒とで、今まで以上に理解度に格差が生まれてしまう可能性があります。

英語は大学受験や就職でも非常に重要な科目のため、授業についていけないことから学習を諦めてしまったり、苦手意識を持ってしまったりすると、非常にもったいないと言わざるをえません。

そういう意味では、オールイングリッシュでの授業は“諸刃の剣”かもしれません。

 

英語が得意な子にとっては、この改革はチャンス!




教科における英語の重要性が、今まで以上に増した感のある、2020年度の教育改革。

これは、英語が得意な子にとっては大きなチャンスでもあります。

幼少期や小学校からオールイングリッシュ環境に慣れ、

“英語を英語のまま聞き取る”スキルや

“英語で考えて、表現するトレーニング”を積んでいれば、

中学・高校での新しい形式の授業にも問題なくついていくことができるでしょう。

一般的にもよく言われるように、言語は幼少期の方が吸収が早いとされています。

特に発音やリスニングといった「音」に関する能力は、大人になってから学習するよりも、子供の頃に親しんだ方が伸びるとされています。

イノセンスプラスでも、未就学児や小学生向けのレッスンでは、早い段階で“フォニックス”と呼ばれるトレーニングを行い、正しい発音を身につけます。

 

早いうちに英語の素養を身につけておくことは、受験や就職活動といった「選考」の場だけでなく、長い学生生活時代も豊かなものにしてくれます。

 

まずは、この春に体験レッスンでお待ちしております。

 

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